韓国のインターネット新聞「民衆の声」に2013年4月26日付けで掲載された記事です。正確な翻訳が行われていない可能性があります。ご了承ください。
韓国語の原文はこちらからご覧になれます。
[단독]유엔 특별보고관, 5월 한국 방문.. ‘공권력 남용’ 조사
国連の特別報告官、5月に韓国を訪問…‘公権力乱用’調査へ
‘ガンジョン村’などの陳情を受け、国内の人権状況に関心
国連の特別報告官が韓国を訪問し、韓国における人権状況を点検する。特に、国連の報告官は、ガンジョン村における公権力乱用の状況などに関する陳情を受けてから韓国訪問を直接選んだといわれ、彼が韓国の人権状況をいかに判断するかについても関心が集まっている。
国連・人権擁護活動家に関する特別報告者のマーガレット・セカッギャ(Margaret Sekaggya)氏は、来月29日に韓国を訪問し、10日間の日程に入る。セカッギャ報告官は、この期間に政府の部署と企業、市民社会団体、労働組合関係者などと面談し、韓国における人権活動家の保護状況に関する調査の結果と改善勧告事項を発表する予定。
セカッギャ報告官は、また、来年3月に開かれる、次期の国連人権理事会に韓国における人権活動家の保護状況を盛り込んだ正式報告書を提出する見込み。
国連の特別報告官が韓国政府を正式訪問するのは、1995年のアビド・フサイン(Abid Hussain)、2006年のホルヘ・ブスタマンテ(Jorge Bustamante)、2010年のフランク・ラ・ルエ(Frank La Rue)特別報告官に続いて今回で4回目となる。
セカッギャ特別報告官は誰?
こたび訪問するセカッギャ特別報告官は、ウガンダ共和国の高等裁判所で判事を務め、アフリカ最大規模の人権委員会である「ウガンダ人権委員会」の設立を主導するなど、人権の伸長の先頭に立ったと評価されてきた。
さる2008年3月年に人権擁護活動家に関する特別報告者に任命されてからは、女性運動家、労働運動家、平和運動家など全世界の人権擁護者の活動を政府の弾圧から保護する役割を果たしてきた。
去年も、アイルランド、チュニジア、ホンジュラスを訪問して大統領、閣僚などと会談し、人権保護に関する法律的システムを検討していた。また、それらの国々の記者、活動家などとも会談して、人権擁護者の活動を遮る法律や政策の有無について具体的に視察した。
複数の関係者によると、セカッギャ特別報告官は、韓国訪問を直接決意したとされている。去年、済州海軍基地の工事中断を要求して逮捕されたソン・ガンホ(Song Gang-Ho)博士、映画評論家のヤン・ユンモ(Yang Yoon-Mo)氏、ムン・ジョンヒョン(Mun Jeong-Hyeon)神父、カン・ドンギュン(Kang Dong-Gyun)村会長などの消息、ガンジョン村に向かう途中で強制出国された外国人の活動家たちの知らせを接して、韓国における人権擁護者の保護状況について把握したいという意向を表したのである。
セカッギャ特別報告官は実際に、韓国訪問の期間中に、済州道・ガンジョン村を訪れ、活動家たちが逮捕されたり拘束される過程に調べる予定だ。ほかにも、ウルサン(蔚山)広域市にあるヒョンデ自動車の送電タワー籠城現場、ミリャン(蜜陽)市の送電塔建設現場を訪問するなど、極限に追い詰められた労働組合の活動家や平和活動家と対面するものとされている。
市民団体ら、「韓国の人権擁護者状況報告大会」開催へ
市民団体らは、セカッギャ報告官の訪問に歓迎の意を表した。市民団体らは、さる2008年の「蝋燭デモ」の政局以後、公権力乱用の論難が生じる度毎に、市民団体国連の特別報告官宛に「政府当局による人権侵害について制裁を加えてほしい」との陳情を引続き届けてきた。
市民団体らは、来月6日に「2013・韓国の人権擁護者状況報告大会」を開催し、労働・女性・性的少数者・青少年等の分野ごとに資料集を製作して特別報告官に届けることにしている。
報告大会を準備する関係者のひとりは、「2008年以降、市民社会のグループは、労働組合を弾圧する損害賠償・仮差し押さえ問題、または公権力により人権擁護者が弾圧される度毎に、たゆまず書信を送り届けてきた」と述べ、「特別報告官が韓国の人権状況について特別な関心を持って訪問が叶っただけに、現状を正確に伝える見込み」と話した。